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1階部分の内装を仕上げたところです。
模型には、図面や3Dとはまた違った、実際には見られない様子や、その中にいるような感じをより立体的、体験的に見れるという利点があると思います。
温かさや生活感のようなものが表現できたらと思います。
この作品は分解模型として製作します。どの程度作り込むかは目的によって異なります。プレゼンや土地活用、構造表現などなど、あまり細かいところまで表現しない方が良い例もあるのですが…。簡略化しても何か判るものなどはそれでいいとも思います。
床の間のある書院造りの客間、掘り炬燵や欄間のある和室、箱階段や囲炉裏のある吹き抜けの部屋、土間のある台所、檜風呂、雪見障子、濡れ縁…など、日本の住まいならではを感じさせるもの・実用性だけでない遊び心を残し、現代的な使いやすさ(システムキッチンやバリアフリー、充分な収納など)をとりいれて作りたいと考えています。
分解を考えると、小屋組構造についての表現がしにくくなりますが、梁組の美しさを利用した吹き抜けやづし二階のような屋根裏などで雰囲気を表現しようかと考えています。
ここでは分解できるように濡れ縁の造りを変更し、廊下の外に濡れ縁を作る形に変更しています。
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